今回の視察会は、本会と静岡商工会議所 観光・飲食部会及び徳川みらい学会との共催事業で、本会会員6名、静岡商工会議所関係8名、静岡市歴史文化課職員2名、事務局2名。合計18名の参加で実施しました。現地集合等の一部の方々を除いて、早朝7:00に静岡駅新幹線改札口に集合し、現地に向かいました。京都駅から乗り換えた貸切バスの車中では、静岡商工会議所 観光飲食部会の久保田部会長と本会の藤井会長とからそれぞれお話をいただきました。あいにくの雨模様でしたが、和気藹々の雰囲気でした。
最初の訪問先は「光る君へ びわ湖大津大河ドラマ館」。石山寺東大門を入って左側にある建物の中に展示されていました。現在NHKで放映されている『光る君へ』に登場するキャストの相関図とコメントの展示や、撮影で使用された煌びやかな衣装を間近に観ることができました。また、紫式部の文学への思いが感じられる小道具なども展示され、4Kシアターではドラマのテーマを深堀した映像が上映されており、ドラマを一層楽しめる工夫を感じました。
大河ドラマ館を後にして参加者は、限られた時間の中で石山寺を散策しました。大河ドラマ館の先の右側に長い階段があり、それを昇り切ると左側に本堂が見えてきました。この中には、「源氏の間」があり、紫式部が参籠して源氏物語を着想したと伝えられています。さらに奥に進むと、硅灰石の上に建っている多宝塔が見えてきました。硅灰石は、石灰石が花崗岩と接触し変質したもので、国の天然記念物に指定されているようで、その石を模した『石餅』が門前で売られていました。
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